アジア・サッカー連盟、広州恒大のリッピ監督にベンチ入り禁止処分
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【8月24日 AFP】アジア・サッカー連盟(Asian Football Confederation、AFC)は24日、AFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2014)の試合でピッチに入り、主審に詰め寄った広州恒大(Guangzhou Evergrande)のマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)監督に対し、暫定的に1試合のベンチ入り禁止処分を科した。
問題となった行為は、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(Western Sydney Wanderers)と対戦した20日のAFCチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦で発生した。
広州恒大が0-1でワンダラーズに敗れた試合終盤、広州恒大側に2人目の退場者が出ると、激怒したリッピ監督はピッチに入り、主審に激しく抗議していた。
AFCは声明で、「元イタリア代表指揮官のリッピ監督は、プレーフィールドに侵入し、主審に抗議した。そのためAFCの懲罰規定第129条が適用され、暫定的にベンチ入り禁止とする」と発表した。
2006年のサッカーW杯ドイツ大会でイタリア代表を優勝に導いた名将は、今回の処分により、本拠地で行われる27日の第2戦でベンチに入ることができない。
AFCは、「8月27日に広州で行われる第2戦で、リッピ監督が広州恒大のベンチに座ることを認められない」としている。
AFCはさらに、規律委員会による最終決定は、調査が完全に終了した後に下されるとコメントしているため、リッピ監督はさらなる処分を受ける可能性もある。
AFCによると、今回の処分について、中国サッカー協会(Chinese Football Association、CFA)にはすでに通達済みだとしている。(c)AFP