【8月20日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)に加入したルイス・スアレス(Luis Suarez)が19日、本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で入団会見に臨んだ。

 ウルグアイ代表のスアレスは、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)に噛みつき、現在は4か月のサッカー活動禁止処分が科されている。スアレスが相手選手に噛みついたのは、これが通算3度目だった。

 スアレスは、FCバルセロナが6-0でメキシコ1部リーグのレオン(Club Leon)に勝利した18日の第49回ジョアン・ガンペール杯(49th Joan Gamper Trophy)で移籍後初出場を果たしているが、スポーツ仲裁裁判所(Court of Arbitration for Sport、CAS)が先日、処分を支持したため、公式戦には10月下旬まで出場することができない。

 FCバルセロナの選手として初めて記者会見に臨んだスアレスは、「処分は受け入れなければならない。これは個人的な問題だし、プロとして適切に対処している」と語った。

「自分にとって難しい時期だが、すべてのファンに対して心配しなくていいと言えるよ」

 スアレスはこれまで、FCバルセロナの宿敵レアル・マドリード(Real Madrid)が獲得に動いているとされていたが、FCバルセロナのジョルディ・メストレ(Jordi Mestre)副会長は、スアレスがFCバルセロナに加入することを望んでいたからこそ、リバプールと交渉を行うことができたと明かしている。

 移籍金8100万ユーロ(約112億円)で加入したスアレスは、「ほかのチームという選択肢もあったけれど、僕の夢だったFCバルセロナに行ける可能性を示された瞬間、どんな迷いもなかった」と語った。

「まだ信じられないんだ。これは僕が夢見ていたことだけれど、それが実現するなんて思ってもいなかった」