【7月30日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)での活躍により、移籍のうわさが取りざたされているオランダ代表のウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)について、所属するトルコ1部リーグ・ガラタサライ(Galatasaray)の会長は29日、同選手が新シーズンもチームに残留することを明言した。

 ガラタサライは、前イタリア代表指揮官のクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)氏を新監督に迎え、今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)で大きなインパクトを残すことを目指している。

 トルコメディアは、ガラタサライのウナル・アイサル(Unal Aysal)会長が「スナイデルはガラタサライに残る」とコメントしたと伝えた。

「単なるわれわれの意見ではなく、チェーザレ・プランデッリ監督と選手本人の考えだ。退団に向けた話し合いが行われることはあり得ない」

「スナイデルは多忙なシーズンを過ごし、そして休む暇もなくW杯に出場した。だからしばらく休暇を取ってからチームに合流する」

 アイサル会長は以前、スナイデル獲得に2000万ユーロ(約27億円)を支払うクラブが現れれば、売却してもいいと発言していた。

 イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)から2013年にガラタサライへ加入したスナイデルは、フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)やイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、チェルシー(Chelsea)への移籍が取りざたされていた。(c)AFP