【7月6日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)は5日、サルバドール(Salvador)で準々決勝が行われ、オランダが0-0で迎えたコスタリカとのPK戦を4-3で制し、準決勝進出を決めた。

 スーパーサブのGKティム・クルル(Tim Krul)の活躍により、オランダはPK戦でのジンクスを打ち破って、アルゼンチンと対戦する準決勝に駒を進めた。

 オランダのルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督は、0-0で迎えた延長戦の終了直前にヤスパー・シレッセン(Jasper Cillessen)に代えてクルルを投入し、GKを交代する驚きの采配に出た。

 しかし、この大胆な策が奏功し、クルルはコスタリカのブライアン・ルイス(Bryan Ruiz)とマイケル・ウマニャ(Michael Umana)のシュートをセーブした。

 オランダは主要国際大会ではこれまでに5度のPK戦で1度しか勝利を挙げることができていなかった。

 それでも、コスタリカのGKケイロール・ナバス(Keylor Navas)を前に、オランダはロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)、アリエン・ロッベン(Arjen Robben)、ウェズレイ・スナイデル(Wesley Sneijder)、ディルク・カイト(Dirk Kuyt)の4選手がすべてのキックを成功させた。

 忘れようもないPK戦は、固い意志のぶつかり合いの末に訪れた。オランダは、スナイデルが2度シュートをゴールの枠に嫌われると、ナバスのスーパーセーブにも遭い、試合を支配しながらもゴールをこじ開けることができなかった。(c)AFP