【7月1日 AFP】錦織圭(Kei Nishikori)は、もはや男子テニス界の「ビッグ4」に対してまったく臆することないと語り、同世代の若手選手が王国の支配を切り崩し始めていると自信をのぞかせた。

 ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)の4選手が、四大大会(グランドスラム)では最近の42大会のうち合計38回のタイトルをさらっているが、錦織は不動の地位を築いている強豪選手をおびやかす存在として、台頭著しい若手選手の一角を担っている。

 日本人ナンバーワンで24歳の錦織は、世界ランク1位のナダルと激突する可能性がある準々決勝進出を懸けて、同じく成長著しいミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)と1日に対戦し、その進歩を試すことになる。

 錦織は、1月の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が優勝したことは、テニス界の勢力図が動いていることを示したと主張した。

 世界ランク12位の錦織は、「今シーズンは、すでに変化の兆しがあります。スタン(ワウリンカ)が全豪で勝ちましたし、僕もこれまで結果を出しています。それに、ラオニッチやグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)も強豪選手を何度か倒しています」とコメントした。

「少しずつ変化しつつある様子を見るのは、とてもうれしいですね。もう、彼らとの対戦で臆することはありません。昨年とか数年前までは萎縮していたかもしれないですが、今は違います」

「強豪選手は長い間、常に君臨してきました。彼らがほかの選手よりも優れている理由には、確かに何か秘密があるのでしょう。僕たちは、そうしたトップ選手から多くを学ばなければなりません。ですが、僕たちもトップの4、5人に近づいていると思います」

 日本の男子テニス界で世界ランク史上最高に立っている錦織は、キャリア初のウィンブルドン16強入りを果たした。そして、自身の快進撃に触発されて母国でのテニス人口が増えることを願っている。

 錦織が勝てば、オープン化以降のグランドスラム大会で8強入りをした日本人選手は、1995年のウィンブルドンで準々決勝に到達した松岡修造(Shuzo Matsuoka)氏以来となる。

 錦織は、「調子が良ければ、日本にいいニュースが伝わり、必ずいい方向につながります」と述べた。

「テニスの人気が増して、もっと選手が増えることを願っています。特にアジアの若手選手にとっては、不遇の時代が続いてきました。なので、アジア出身の選手がもっと出てくるといいですね」

(c)AFP/Robin MILLARD