【6月26日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)は25日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、6-3、6-7、7-6でチェコのラデク・ステパネク(Radek Stepanek)で勝利し、3回戦に駒を進めた。

 1回戦では、アンドレイ・ゴルベフ(Andrey Golubev)を相手に5ゲームしか落とさず快勝したジョコビッチだったが、2011年大会(The Championships Wimbledon 2011)の覇者はこの日、高い技術を持ったステパネクを攻略するのに苦戦する。

 昨年大会(The Championships Wimbledon 2013)決勝でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に次ぐ準優勝に終わった27歳のジョコビッチは、タイブレークの末に第3セットを落とし、今大会で初めてセットを譲った。

 しかし、落ち着きを取り戻したジョコビッチは、3時間17分で35歳のステパネクを下し、同選手との対戦成績を11勝1敗に伸ばした。ジョコビッチは3回戦で、世界ランク44位のジル・シモン(Gilles Simon、フランス)と対戦する。

 世界ランク2位のジョコビッチは、1987年大会にトップシードとして臨んだコーチのボリス・ベッカー(Boris Becker)氏が喫した、2回戦敗退という不名誉な記録を引き継がずに済んだ。(c)AFP