【6月5日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2014)は4日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第4シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は6-2、6-2で第27シードのスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)を下し、準々決勝に進出した。

 全仏で2回戦以降に進んだことのなかったハレプだが、2009年大会(French Open 2009)女王のクズネツォワを圧倒するプレーで、四大大会(グランドスラム)初の4強入りを果たした。一方のクズネツォワは、2009年にパリ(Paris)でタイトルを獲得して以降、グランドスラムでは準決勝に到達できていない。

 クズネツォワは、第1セットの終わりに左太ももを頑丈なテーピングで覆い、それからはハレプの猛攻をしのぐことができなかった。

 2008年に全仏のジュニア女子シングルスで優勝したハレプは、1978年に自身のマネージャーを務めるバージニア・ルジッチ(Virginia Ruzici)氏が達成して以来となる、ルーマニア人女子選手の全仏制覇を狙っている。

 22歳のハレプは、同じくグランドスラム初のベスト4進出を決めた第28シードのアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)と準決勝を戦う。(c)AFP