【5月13日 AFP】男子フィギュアスケートのエフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko、ロシア)は12日、ソチ冬季五輪で現役引退を表明したものの、新シーズンに向けて6月から準備を始めるとの意向を示唆した。

 31歳のプルシェンコは、ソチ五輪の団体戦で金メダルを獲得した後、腰部の負傷で男子シングルを棄権。その後、4月にイスラエルの医院で手術を成功させている。

 露通信社のRスポーツ(R-Sport)は、「本当に今は良い感じだ」とプルシェンコの言葉を伝えている。

「2度目の手術で、腰の状態は快調に思える。1、2か月後には練習を開始する予定で、ガラに参加するかもしれない」

「ソチ(Sochi)では団体戦で戦い、五輪二度目の金メダルを手にすることができて本当に幸せだった」

 コーチを務めるアレクセイ・ミーシン(Alexei Mishin)氏は、プルシェンコが新シーズンに向けて6月1日から準備を始めると認めている。

 一方で、ロシアフィギュアスケート連盟(Figure Skating Federation of RussiaFSFR)は4月に、来季のロシア代表選手団の中に暫定ながらプルシェンコを含めた。

 FSFRのアレクサンドル・ゴルシコフ(Alexander Gorshkov)会長は、「エフゲニーがアマチュアとしてフィギュアスケートを続けたいと求めた場合、間違いなく彼にはその権利はある。ソチ五輪団体戦で、彼は高いレベルのパフォーマンスが披露できることを証明した。とはいえ、主要大会出場のためには他の候補選手とともに選考会を通過しなければならないだろう」とコメントしている。(c)AFP