【2月19日 AFP】ソチ冬季五輪、フィギュアスケートの男子シングル・ショートプログラム(SP)を棄権し、現役の引退を表明したエフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko)が18日、5回目の五輪出場の可能性は除外していないと明かした。

 プルシェンコは、ロシアテレビ局のゴールデンタイムのトーク番組、「Pust Govoryat(彼らの話を聞こう)」に出演し、腰部の痛みは欠場のための言い訳だという過激な批判も中にはあるとした上で、それは誤った考えだと主張した。

 31歳のプルシェンコは団体戦で金メダルを獲得し、腰部の負傷でその後の男子シングルを棄権したが、ロシアの多くの評論家は団体戦が終わった時点で欠場を選択すべきだったとしている。

「たとえ、あと10回手術を受けなければならないとしても、僕は完璧に回復したいんだ。数シーズン休んで、新しい4回転を習得して競技に戻る」

「いろいろなことを書き立てる人たちに見せつけるんだ」

 2002年のソルトレークシティー(Salt Lake City)大会以降4大会連続でメダルを獲得しているプルシェンコは、「5回目の五輪に出る可能性も除外しない」という。

 プルシェンコは、今大会の男子シングルSPの棄権を発表した後に競技からの引退を表明していた。

 しかし最近では、かつてのチームメートでライバルでもあった2002年大会の金メダリスト、アレクセイ・ヤグディン(Alexei Yagudin)氏をはじめとする、スケート界からの多くの批判にさらされていたようだ。

 ヤグディン氏は、自称プルシェンコの1番のファンで妻のヤナ・ルドコフスカヤ(Yana Rudkovskaya)さんとツイッター(Twitter)上で論争を繰り広げていた。

 プルシェンコは番組の中で少し感情的な様子を見せながら、「アレクセイは自分の人生を生きれば良い、僕は自分の人生を選ぶ」とコメントしている。(c)AFP