【5月13日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のリオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)が12日、クラブを退団すると発表した。

 35歳のファーディナンドは、ここ2シーズンの度重なるけがのためにポジションを失っており、今季終了を持って退団を許可されると予想されていた。契約が7月に切れるファーディナンドは、クラブと契約延長を結ばないと表明している。

 ファーディナンドは自身のウェブサイトに、「この数か月、自分の将来についてじっくりと考えていた。世界最高と思っているこのクラブで素晴らしい12年間を過ごしたが、踏み出すのに適切な時だと思い決断した」とコメントを寄せた。

 11日に行われた今季リーグ戦最終節、1-1の引き分けに終わったサウサンプトン(Southampton FC)戦がマンチェスター・ユナイテッドでの最後の出場となった。

 2002年にリーズ・ユナイテッド(Leeds United)から当時の英国記録となる3000万ポンドでマンチェスター・ユナイテッドに加入したファーディナンドは、在籍した12シーズンで6度のリーグ優勝と2度のリーグ杯優勝を飾り、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)とクラブW杯(FIFA Club World Cup)をそれぞれ1度ずつ制覇している。

 元イングランド代表で主将を務めた経験を持つファーディナンドに引退の意思はなく、新たなクラブを探している。(c)AFP