【5月12日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは11日、最終第38節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とサウサンプトン(Southampton FC)は1-1で引き分けた。

 この結果、ユナイテッドはリーグ戦7位で悲惨なシーズンを終えることになった。

 ユナイテッドはリッキー・ランバート(Rickie Lambert)に先制点を許して迎えた後半、フアン・マヌエル・マタ(Juan Manuel Mata)がこの試合では数少ない質の高いプレーを見せ、カーブをかけたFKで同点に持ち込んだ。

 しかし同点の喜びから間もなく、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が本拠地でアストン・ビラ(Aston Villa)を3-0で下したという知らせが入り、ユナイテッドは1989-90シーズン以降では初めて欧州カップ戦の出場を逃すことが確定した。

 とはいえ、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2014-15)の出場枠に滑り込むにはトッテナムの敗戦も条件となっていたユナイテッドだが、自らが引き分けに終わっていては、取りこぼしを期待するところまで持ち込むことさえできなかった。

 主将のネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)がこの試合をもってクラブに別れを告げたユナイテッドでは、リオ・ファーディナンド(Rio Ferdinand)とパトリス・エヴラ(Patrice Evra)も退団がうわさされており、また4試合前から暫定監督を務めるライアン・ギグス(Ryan Giggs)も、指揮官の座からは退く可能性が高い。

 大幅な入れ替えの可能性があるのはサウサンプトンも同様で、イングランド代表指揮官のロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督が観戦に訪れ、熱い視線を送ったアダム・ララーナ(Adam Lallana)とルーク・ショー(Luke Shaw)については、多くのサウサンプトンファンが、来季はセント・メリーズ(St Mary's Stadium)でプレーしないことを覚悟している。(c)AFP/Gary POLAND