【5月6日 Relaxnews】英国と欧州大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスター(Eurostar)のビジネスプレミアクラスの常連客は、次の乗車時に新たなグルメ料理にありつけそうだ。フランス人シェフ、レイモン・ブラン(Raymond Blanc)氏がユーロスターで提供される朝食と夏のディナーメニューを一新する。

 ミシュランの2つ星レストランを持つブラン氏は、ユーロスターとのコラボレーションを新たな次元に高めようとしている。現在、ユーロスターの料理ディレクターを務めるブラン氏は、2012年からメニュー作りを担当している。2013年後半にはビジネスプレミアクラスのためのアフタヌーンティーを企画。今回は朝食メニューを一新し、新しい夏の夕食のメニューを作成した。

 英ロンドン(London)、仏パリ(Paris)、ベルギーのブリュッセル(Brussels)を結ぶユーロスターの精神にのっとり、ブラン氏はこの3か国の供給者と協力。信頼できる地元の食材を使う取り組みにより、ユーロスターは鉄道会社として初めて「持続可能なレストラン協会(Sustainable Restaurant Association)」の会員になっている。

 パリやブリュッセルを出発する乗客は欧州大陸のコンチネンタル・スタイルの朝食を、ロンドン発の乗客はヨークシャーベーコンやサリーソーセージといった英国の伝統的な朝食を楽しむことができる。軽い朝食を希望する場合は、新メニューのプレーンヨーグルト、シリアル、新鮮な季節のフルーツなどが用意されている。

 ディナーには、唐辛子のムース、ビーツのリゾット、チョコレートディライトなど、ブラン氏自身が考案した料理が登場する。もちろん、新メニューに合わせた新しいワインも。ユーロスタービジネスプレミアの乗客は、今ならフルーティーなブルーリーとコトー・ブルギニョンを楽しむことができる。(c)Relaxnews/AFPBB News