【4月30日 AFP】13-14NBAは29日、プレーオフ1回戦(7回戦制)が各地で行われ、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)が75-69でシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を下し、イースタンカンファレンス準決勝進出を決めた。

 ジョン・ウォール(John Wall)が24得点7リバウンド4アシストの活躍を見せたウィザーズは、対戦成績4勝1敗で勝ち抜けを決めた。

 第3戦でブルズのジミー・バトラー(Jimmy Butler)に頭突きを食らわせ、第4戦の出場停止処分を受けていたネネ・ヒラリオ(Nene Hilario)がこの試合で復帰を果たし、20得点7リバウンドを記録すると、ブラッドリー・ビール(Bradley Beal)が17得点を加えた。

 2008年以来となるプレーオフに出場したウィザーズは、同じくブルズを下した2005年以降では初となるプレーオフシリーズでの勝利を挙げている。

 第5シードのウィザーズは、準決勝でインディアナ・ペイサーズ(Indiana Pacers)とアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)の勝者と対戦する。

 敗れたブルズはカーク・ハインリック(Kirk Hinrich)とバトラーがそれぞれ16得点を挙げたが、フィールドゴール(FG)の成功率は33.3パーセントで、第3クオーターは11得点を挙げるにとどまった。

 また、タージ・ギブソン(Taj Gibson)が第4クオーターのディフェンスの際にウォールの足に乗り上げて左足首をひねり、シーズン最優秀守備選手に選出されたヨアキム・ノア(Joakim Noah)も第2クオーターに足を引きずるしぐさをみせた。

 ノアはそれでも6得点7アシスト18リバウンドの数字を残したが、敗退を免れられなかった。今季、デリック・ローズ(Derrick Rose)が開幕から復帰して勢いづいたブルズだったが、昨年11月にローズは再びシーズン絶望のけがをしていた。(c)AFP