【4月24日 AFP】ウクライナ軍は24日、親ロシア派が掌握している同国東部のスラビャンスク(Slavyansk)に装甲車やヘリコプターを投入し、同派の武装集団らを排除する作戦を再開した。現地で取材に当たっているAFP記者が伝えた。

 数台の装甲兵員輸送車(APC)が、燃え上がり放置された親ロシア派のバリケードを抜け、市内への入り口に向かった。上空をヘリコプターが飛ぶ際には、銃声が聞かれた。市内にいる親ロシア派の武装集団は後退して防衛態勢に入っているという。

 ウクライナ内務省が声明で発表したところによると、この作戦で、最大で親ロシア派の5人が死亡した他、兵士1人が負傷した。また、市内への入り口で親ロシア派が詰めていた検問所3か所も破壊されたという。

 親ロシア派側の広報担当者はAFPに対し、一般市民らには同派が占拠している政府関連施設の外に出るよう指示したとしたが、「武装して施設の防衛に当たる者は残留する」と話した。(c)AFP