ジョコビッチがナダルを破り4度目の優勝、ソニー・オープン
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【3月31日 AFP】テニス、ソニー・オープン2014(Sony Open 2014)は30日、男子シングルス決勝が行われ、大会第2シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-3で第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を下し、同大会で通算4度目の優勝を果たした。
四大大会(グランドスラム)通算6勝を誇るジョコビッチは、世界ランク1位のナダルをストレートで退け、付け入る隙を与えず、ストレート勝ちを収めた。
今大会で2度の不戦勝に助けられたジョコビッチは、2007年の初優勝以降、2011年大会から2連覇を果たしており、これで2年ぶり4回目の優勝を飾ったことになる。
ジョコビッチは、クランドン・パーク・テニス・センター(Crandon Park Tennis Center)で行われた決勝の最初のチャンピオンシップポイントで機転の利いたボレーでナダルを封じ、長いラリーに競り勝った。
26歳のジョコビッチは、ナダルとの決勝にもそこまでの苦戦を強いられることはなかった。優勝賞金78万7000ドル(約8000万円)を勝ち取るため、完璧な戦略を練っていたジョコビッチは、強烈なサーブと強固な守りでナダルを寄せ付けなかった。
1時間23分の試合で、ジョコビッチは5本のサービスエースを勝ち取ると、一度もダブルフォールトを犯さず、ファーストサーブ35本から30ポイントを決めた。
ジョコビッチは、2週間前に米カリフォルニア(California)州インディアン・ウェルズ(Indian Wells)で行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2014)に続き、ATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)シリーズで連勝を飾った。ジョコビッチは、フロリダ(Florida)のハードコートをはじめとする米国での大会には、いい思い出が多いようだ。
一方、グランドスラム通算13勝のナダルは、ソニー・オープンで過去3度準優勝に輝いており、今大会での初優勝を狙っていた。
ナダルは決勝で2本のサービスエースを決めるも、ファーストサーブからのポイント獲得率は59パーセントに留まった。
今季、ナダルはリオ・オープン(Rio Open presented by Claro hdtv 2014)とカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2014)で優勝している。(c)AFP