【2月18日 AFP】ソチ冬季五輪は17日、スキージャンプ男子ラージヒル団体が行われ、ドイツが金メダルに輝き、これまでオーストリアが握っていたジャンプ団体種目の覇権に終止符を打った。

 ドイツは合計8本のジャンプで合計1041.1点を記録し、前回の団体王者オーストリアと、ベテランの葛西紀明(Noriaki Kasai)を擁する日本から勝利を収めた。

 アルプスの小国オーストリアが、五輪と世界選手権で続けていた団体戦の連勝は8で止まっている。

 2本目のジャンプでは、ドイツとオーストリアが負けず劣らずの戦いを見せたが、140メートルのジャンプ台を制したのはドイツチームだった。

 この結果、オーストリアはドイツとわずか2.7点差の合計1038.4点で銀メダルを獲得し、日本は1024.9点で銅メダルとなった。

 ゼヴェリン・フロイント(Severin Freund)、アンドレアス・ウェリンガー(Andreas Wellinger)、マリヌス・クラウス(Marinus Kraus)、アンドレアス・ワンク(Andreas Wank)の4人で構成されたドイツチームは、五輪の団体戦では史上初めて同種目通算3個目の金メダルを獲得した。

 ウェリンガーは、「優勝をかけて戦うのは本当に楽しかったよ。僕らはそれに勝って金メダルを取った。最高の気分だ」とコメントした。

 そしてワンクは、王者の座を獲得した喜びで高揚し、すぐにでも祝杯をあげたい気持ちを冗談を交ぜて語った。

「オーストリアに拍手をしなければならない試合がこれまで何度もあった」

「選手村でアルコールは禁止されているけど、なんとかしたいような気分だよ」