ピッチ外では、アジア・サッカー連盟(AFC)が新会長を選出し、不正疑惑のモハメド・ビン・ハマム(Mohamed Bin Hammam%%)前会長と完全に袂を分かった。

 5月の会長選でバーレーンのサルマン・アル・ハリファ(Salman bin Ebrahim Al Khalifa)氏が新会長に選出されたが、同氏は国内で反政府デモが起きた際には、デモに関わった選手や役員を次々と追放し、人権団体から批判を浴びていた。

 一方、謎に包まれたシンジケートが全世界的に数百試合で不正操作を行い、シンガポールでは取り締まりが行われたが、八百長の黒い染みは簡単に落とせないことが分かった。告訴無しでも無期限勾留を行えるという法律の下、4人の容疑者が捕らえられた。しかしながら当局によると、証人は報復を恐れて証拠を出すことを渋っているという。

 前述の逮捕劇があったものの、オーストラリアやイングランドで新たな八百長疑惑が噴出した。イングランドではノンリーグの八百長疑惑に関連して2人のシンガポール人と2選手が逮捕、起訴されている。(c)AFP