【12月1日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは30日、第13節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は3-0でカーディフ・シティ(Cardiff City)に勝利した。

 リーグ首位のアーセナルは、好調のアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)が古巣から2得点を奪うなどして快勝し、2位以下に勝ち点7差をつけた。

 ラムジーは前半に巧みなヘディングシュートで試合の均衡を破ると、交代出場のマシュー・フラミニ(Mathieu Flamini)が終盤に追加点を挙げて迎えた後半ロスタイム、勝利を決定づける得点を記録し、リーグ戦での通算得点を8に伸ばした。

 この勝利で、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督率いるアーセナルは翌日に試合を控えるリバプール(Liverpool FC)とチェルシー(Chelsea)、さらに同日ストーク・シティ(Stoke City)を下して4位に浮上したエバートン(Everton)という直近のライバルに勝ち点7差をつけた。

 アーセナルは前半2分、欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦の開始十数秒でゴールを決めていたジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)が、その離れ業を再現するかと思われたが、カーブをかけた約18メートルのシュートはクロスバーに嫌われた。

 またその後には、オリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)が得点のチャンスをみすみす逃す場面もあった。

 DFの裏へ完全に抜け出したジルーは自身がオフサイドだと勘違いして足を止めると、遅まきながら副審の旗が上がっていないことに気づいたが、シュートは慌てて戻ったスティーヴン・コーカー(Steven Caulker)に阻まれた。

 しかし、ジルーにとっては幸運なことに、アーセナルは前半29分、ラムジーがチームメートの恥ずかしいミスを帳消しにする先制点を決めた。

 ウェールズ出身のラムジーはメスト・エジル(Mesut Ozil)のクロスに見事なヘディングで合わせてGKデビッド・マーシャル(David Marshall)を破った。本人が古巣相手の得点ということで喜ぶのを控えると、スタジアム中からその姿に拍手が送られた。

 本拠地では今季すでにマンチェスター・シティ(Manchester City)を破り、前週はマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)と2-2の引き分けに持ち込んでいたカーディフは、後半に同点の好機を作ったが、フレイザー・キャンベル(Fraizer Campbell)のヘディングシュートはGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)にかき出された。

 すると後半41分、アーセナルはエジルのパスに走り込んだフラミニが2得点目を決めて余裕を手にし、ロスタイムにはラムジーが力強く自身2得点目を決めて、好調を保っていることを示した。(c)AFP/Tom WILLIAMS