【11月29日 AFP】ペルーのアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の舌がんが再発し、29日にも首都リマ(Lima)の病院で検査に入ると、同元大統領の次男ケンジ・フジモリ(Kenji Fujimori)氏が28日明らかにした。

 フジモリ元大統領は1990~2000年の大統領在任中の人権侵害で2009年に禁錮25年の判決を受けて収監されているが、再選を目指した2000年の選挙運動のため約4000万ドル(約40億円)相当の軍の予算を複数のタブロイド紙に流したとして起訴された別の裁判が10月17日に始まっている。

 フジモリ元大統領は健康不良を理由に人道的観点から恩赦を求めていたが、オジャンタ・ウマラ(Ollanta Humala)大統領は6月、その要求を拒否していた。(c)AFP