【11月11日 AFP】13-14イングランド・プレミアリーグは10日、第11節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は1-0でアーセナル(Arsenal)を下した。

 ユナイテッドは本拠地で首位アーセナルを破って勝ち点差を5に縮め、リーグ連覇の望みをよみがえらせた。

 ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)は、所属していたアーセナル戦で3試合連続ゴールとなるこの試合唯一の得点決めた。アーセナルのリーグ戦での敗戦は、開幕戦のアストン・ビラ(Aston Villa)戦以来となった。

 同日行われた試合で優勝を狙うトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とライバルのマンチェスター・シティ(Manchester City)が敗れたため、ユナイテッドは両クラブを抜いて順位を5位に上げている。

 ユナイテッドはチェルシー、リバプール(Liverpool FC)、シティ戦でこれまでわずか勝ち点1の獲得にとどまっていたが、デビッド・モイーズ(David Moyes)監督はこの勝利が悪い流れを断ち切るものになることを望んでいる。

 敗れたアーセナルは、2位リバプールに勝ち点2差をつけて首位を守り代表戦の中断期間を迎える。しかし、欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)戦での快勝を目の当たりにした後のの気骨のなさに、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督は不安を抱えていると思われる。

 序盤、好機は少なく、相手に当たりコースが変わったウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)のシュートもGKヴォイチェフ・シュチェスニー(Wojciech Szczesny)が難なくセーブした。

 しかし、前半27分にルーニーの左CKにアーロン・ラムジー(Aaron Ramsey)とオリヴィエ・ジルー(Olivier Giroud)の間に入ったファン・ペルシーが頭で合わせると、シュートはキーラン・ギブス(Kieran Gibbs)の頭の上を越えてゴールに吸い込まれ、ユナイテッドが先制点を挙げた。


 前半終了前にはユナイテッドのネマニャ・ビディッチ(Nemanja Vidic)が頭部を打ち、後半からトム・クレヴァリー(Tom Cleverley)と交代。フィル・ジョーンズ(Phil Jones)がディフェンスラインにポジションを下げた。

 後半に入り攻勢に出たアーセナルだったが、トーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen)のFKはバーを越え、メスト・エジル(Mesut Ozil)のシュートはサイドネット、ラムジーのシュートはユナイテッドのGKダビド・デ・ヘア(David de Gea)の正面を突いた。

 その後もアーセナルは相手ディフェンスを打ち破れず、逆にユナイテッドは香川真司(Shinji Kagawa)のすらしからファン・ペルシーがつぶれてルーニーが追加点を狙ったものの、シュートはわずかに外れた。

 ベンゲル監督はマシュー・フラミニ(Mathieu Flamini) に代えてジャック・ウィルシャー(Jack Wilshere)を投入したものの、最後までユナイテッドの守備が耐えきった。(c)AFP/Tom WILLIAMS