【11月6日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は5日、グループリーグ第4節の試合が各地で行われ、グループAのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は0-0でレアル・ソシエダ(Real Sociedad)と引き分けた。

 マンチェスター・ユナイテッドは後半に得たPKをロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)が外し、スコアレスドローで16強入りへ前進した。

 デビッド・モイーズ(David Moyes)監督の判断によって、この日は途中投入となったファン・ペルシーだが、後半25分に蹴ったPKはGKクラウディオ・ブラーボ(Claudio Bravo)の左側のポストにはじかれた。

 PKの前にも、ユナイテッドはハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)とファン・ペルシーのパス交換から先制の決定機を作ったが、最終的にはマルアン・フェライニ(Marouane Felliani)が2枚目のイエローカードを受けて退場となり、10人で試合を終えた。

 グループAのもう1試合、シャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)対バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)戦も0-0の引き分けに終わったため、ユナイテッドはレバークーゼンを勝ち点1上回っている。両チームは3週間後、レバークーゼンの本拠地で直接対決する。

 ジョニー・エヴァンス(Jonny Evans)とラファエウ・ダ・シウバ(Rafael da Silva)をけがで欠くモイーズ監督は、10代の新星アドナン・ヤヌザイ(Adnan Januzaj)をメンバー外とし、さらに古巣のアーセナル(Arsenal)戦が10日に控えることもあってか、ファン・ペルシーをベンチスタートとした。

 それでもユナイテッドは、大きな動きはないながらも前半から優位に立つと、10分にはウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)のうまいヒールパスを受けた香川真司(Shinji Kagawa)がこの試合最初の決定機を迎えたものの、シュートはDFに当たって枠を外れた。

 ソシエダも時間とともに調子を挙げ、前半最後のプレーとなったFKでは先制点まであと数センチに迫ったが、アルベルト・デ・ラ・ベジャ(Alberto de la Bella)のカーブをかけたキックはわずかに枠を外れた。

 後半には、ペナルティーエリア内でミケル・ゴンサレス(Mikel Gonzalez)に倒された香川がPKをアピールしたがこれは認められなかった。

 ゴールの遠いユナイテッドのモイーズ監督は後半15分過ぎ、ルーニーとエルナンデスに代えてファン・ペルシーとアシュリー・ヤング(Ashley Young)を送り出した。

 するとニコラ・リッツォーリ(Nicola Rizzoli)主審は、ヤングとマルケル・ベルガーラ(Markel Bergara)との軽い接触でペナルティースポットを指さし、本拠地の観客をいきり立たせたが、ファン・ペルシーの強烈なキックはポストにはじかれ、ソシエダは失点を免れた。

 ソシエダはその機に乗じてチャンスを迎え、シャビエル・プリエト(Xabi Prieto)のシュートはカルロス・ベラ(Carlos Vela)に当たって方向が変わり、ゴールに向かっているかに見えたが、ボールはわずかに枠をそれた。

 ソシエダは、フェライニが退場となったあとも次の絶好機を作り出すことができず、グループリーグ初の勝ち点1を獲得するにとどまった。(c)AFP