【11月1日 AFP】24か国と欧州連合(EU)の代表が出席してオーストラリアのホバート(Hobart)で開かれていた「南極海洋生物資源保存委員会(Commission for the Conservation of Antarctic Marine Living ResourcesCCAMLR)」の年次会合は1日、南極に2か所の海洋保護区を設置する計画に合意できないまま10日間の日程を終えて閉幕した。同計画の合意失敗は3度目。

 米国とニュージーランドは南極大陸沖のロス海(Ross Sea)に、オーストラリア、フランス、EUは東南極(East Antarctica)沖に手つかずの海洋自然を守るため巨大な保護区を設置する計画を提案しているが、いずれもロシアと中国が反対し合意には至らなかった。(c)AFP/Madeleine COOREY