【10月30日 AFP】13-14NBAは29日、各地で開幕戦が行われ、マイアミ・ヒート(Miami Heat)は107-95でシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を下し、白星スタートを切った。

 試合前に12-13シーズンのチャンピオンリングを贈呈されたヒートは、ブルズに自分たちを王座からたたき落とすことがいかに難しいかを痛感させた。

 ヒートはレブロン・ジェームズ(LeBron James)がけん引する中、第2クオーターに大差をつけて試合の主導権を握り、そのまま開幕戦勝利を手にした。

 一方のブルズは、左ひざ前十字靱帯を断裂して前シーズンを全休したデリック・ローズ(Derrick Rose)がブルズに復帰したことで、2連覇中のヒートの牙城を崩すライバルになるのではと期待されていたが、ローズの復帰戦を勝利で飾ることはできなかった。

 ローズの出場は各方面の関心を引き付け、試合開始の直前にはシカゴを根拠地にするバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領も自身のツイッター(Twitter)アカウントに「おかえり@DRose。#BullsNation」と投稿していた。

 しかしこの試合では、ヒートが輝いた。

 2季連続でレギュラーシーズンの最優秀選手(MVP)に輝いているジェームズが17得点を記録すると、他にも6人の選手が2桁得点を達成し、ベンチスタートの選手の得点で42-26とブルズに差をつけた。

 ジェームズはさらに8アシスト6リバウンドを記録し、クリス・ボッシュ(Chris Bosh)は16得点、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)とマリオ・チャルマーズ(Mario Chalmers)はそれぞれ13得点を挙げた。

 また、ベンチスタートしたシェーン・バティエ(Shane Battier)は14得点を記録し、4本放った3ポイントシュートをすべて成功させた。(c)AFP