【8月25日 Relaxnews】欧州に居住する15歳〜29歳の若者のうち、2012年に国外旅行に出かけた人は約6900万人で、そのうち約1300万人はドイツ居住者だったことが分かった。

 調査は意図的に、欧州各国の居住者による国外旅行のうち最大のシェアを占める英独2か国に絞って行われた。2012年に国外旅行をした30歳未満の若者のうち、ドイツの若者は19%超にあたる1300万人で、英国の若者は600万人だった。

 一方、30歳以上の人たちの間では、英国からの旅行者が1500万人に上り、全体の約20%を占めた。ドイツの1350万人をわずかに上回り、最も多く国外旅行をした層となった。

 また、2か国の若者に人気の旅行先は上位3か国が完全に一致。1位から順にスペイン、フランス、イタリアだった。

 ただし、具体的にどのような旅をしたいのかと尋ねると、好みが大きく異なることも明らかになった。例えば海辺での休暇を過ごしたいと答えた人は、英国では15歳〜29歳の29%、30歳以上の40%。一方、ドイツでは15歳〜29歳の40%、30歳以上の29%だった。

 調査はドイツの旅行見本市「ベルリン国際ツーリズム・マーケット展(ITB Berlin)」と、旅行に関する市場調査やマーケティングなどを専門とするコンサルティング会社、IPKインターナショナル(IPK International)が実施した。(c)Relaxnews/AFPBB News