【7月11日 AFP】(記事更新)第83回MLBオールスターゲーム(83rd All-Star Game)は10日、ミズーリ(Missouri)州カンザスシティ(Kansas City)のカウフマン・スタジアム(Kauffman Stadium)で行われ、ナショナルリーグが8-0でアメリカンリーグに大勝した。

 最優秀選手には2点本塁打を放った、ナ・リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)に所属するメルキー・カブレラ(Melky Cabrera)が選出された。

 2010年まではア・リーグが引き分けを挟んで13連勝していたオールスターだが、これでナ・リーグは3連勝となり、ナ・リーグの王者には10月に行われるワールドシリーズでのホームフィールドアドバンテージの権利が与えられることになった。

 試合は1回、メルキー・カブレラ(Melky Cabrera)が安打で出塁すると、ライアン・ブラウン(Ryan Braun)の適時二塁打でナ・リーグが1点を先制した。その後も満塁からパブロ・サンドバル(Pablo Sandoval)の走者一掃となる三塁打を放つと、ダン・ウゲラ(Dan Uggla)の内野安打の間にサンドバルが本塁を踏み、初回に5点のリードを奪った。

 ナ・リーグは4回にもマット・ホリデイ(Matt Holliday)の適時打とカブレラの2点本塁打で追加点を挙げ、8点差とした。

 勝利投手には、先発登板し2回を無失点に抑えたサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のマット・ケイン(Matt Cain)、一方、球宴初先発となったデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)のジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)は、初回に4安打2四球5失点と崩れ敗戦投手となった。球宴で1イニングに5失点以上を喫したのは1983年のナ・リーグのアトリー・ハマカー(Atlee Hammaker)以来。一方、5得点はナ・リーグの球宴1イニングにおける最多得点タイ記録となった。

 またナ・リーグは5回、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のブライス・ハーパー(Bryce Harper)が野手として球宴最年少となる19歳で出場を果たした。

 ア・リーグのテキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)に所属するダルビッシュ有(Yu Darvish)の登板は無かった。(c)AFP