【4月30日 AFP】イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)は29日、プレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(West Bromwich Albion、WBA)で指揮を執るロイ・ホジソン(Roy Hodgson)監督との交渉要請をクラブに行ったと明かした。

 ファビオ・カペッロ(Fabio Capello)前監督の退任以降、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のハリー・レドナップ(Harry Redknapp)監督が空位となっている同代表チームの新監督の本命と見られていたが、ホジソン氏が最有力候補に躍り出た。

 64歳のホジソン氏は、スイス代表やフィンランド代表などで監督を歴任しており、国際経験を豊富に持ち合わせている。また、英国人の監督としては珍しく、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)など複数の海外チームでの指揮官を歴任している。リバプール(Liverpool FC)時代は振るわなかったものの、現在指揮するWBAはプレミアリーグで10位につけている。クラブとホジソン監督の契約は6月30日までとなっている。

 FAのデビッド・バーンスタイン(David Bernstein)会長は「ロイとの交渉を許可してくれたWBAの皆さんとジェレミー・ピアース(Jeremy Peace)会長に感謝したい。ロイは、われわれが接触を試みた唯一の監督だ。ロイとの話を行い、今後さらなる発表を行う」とコメントしている。(c)AFP/Julian Guyer

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