【6月28日 AFP】草の根保守派運動「ティーパーティー（Tea Party）」が支持する共和党のミシェル・バックマン（Michele Bachmann）下院議員（ミネソタ（Minnesota）州選出、55）が27日、故郷で重点州のアイオワ（Iowa）州で演説し、来年の大統領選挙への出馬を正式に表明した。

　キリスト教保守派団体の支持も得ているバックマン氏は、膨らみ続ける国の借金、高騰を続けるガソリン価格、相次ぐ住宅差し押さえ、高い失業率、そしてバラク・オバマ（Barack Obama）大統領が成立させた医療保険改革法を挙げ、「米国は重大な局面に来ている。国内外における指導力の欠如をあと4年間続ける余裕はない。バラク・オバマをあと4年間我慢する余裕はわれわれにはない」と演説し、集まった200人ほどの聴衆から喝采を浴びた。

　アイオワ州のデモイン・レジスター紙（Des Moines Register）が州内で最近行った共和党候補指名争いに関する世論調査によると、バックマン氏の支持率は22％で、トップを走るミット・ロムニー（Mitt Romney）前マサチューセッツ（Massachusetts）州知事の23％に1ポイント差まで肉迫している。(c)AFP/Emmanuel Parisse

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