【1月26日 AFP】中国の新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)が60年ぶりの大寒波に見舞われ、これまでに13人が死亡した。国営新華社(Xinhua)通信が25日、伝えた。このうち12人は雪崩に巻き込まれたもので、1人は凍死だという。

 中央アジアと国境を接する同地は、年明けから吹雪や厳しい寒さに見舞われており、1168人が体調を崩したり負傷するなどしている。寒波で何らかの影響を受けた人びとは142万人に上り、16万2000人が避難を余儀なくされた。

 中国では北部や西部を中心に、年が明けた1日から記録的な寒さや大雪に見舞われている。なかでもシベリア寒冷前線の影響を受けるウイグル自治区は、寒波が最も厳しい地域だ。

 ウイグル自治区では、今後もしばらくは大寒波が続くとの警告が出されている。(c)AFP