【10月26日 AFP】韓国の聯合(Yonhap)ニュースは26日、政府高官筋の情報として、北朝鮮が同国西部沿岸に新型の大陸間弾道ミサイルの発射能力をもつミサイル基地を完成したと報道した。

 完成したとみられるのは過去数年間、北朝鮮が建設しているといわれてきた同国西岸、東倉里(Tongchang-ri)の発射基地。匿名の韓国高官によると「必要な施設はすべてそろった」状態だという。

 また別の韓国高官によると、北朝鮮が平壌(Pyongyang)の北西約200キロの地点で、ブースターなどミサイルの各部をテスト中だという。この高官は「北朝鮮の弾道ミサイル開発にとって飛躍だ」と述べたとされる。

 08年11月、韓国の当時の国防相は、東倉里の基地は現在の北朝鮮のミサイルである「テポドン(Taepodon)」のシリーズよりも大型のミサイルを発射できる可能性があると指摘している。  1998年と2006年、さらに今年4月に北朝鮮のミサイルが発射された同国北東沿岸の舞水端里(Musudan-ri)の基地よりも、東倉里のほうが大きいと考えられている。(c)AFP