【8月24日 AFP】(一部変更)米ワシントン・ポスト(Washington Post)紙は24日、テロ容疑関連で拘束した主要人物を尋問するための上級捜査官による新チーム設置を、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が承認したと報じた。

 同紙は新チーム設置の承認について、拘束と尋問に関する方針改革の一環だとする匿名高官の話を引用した。オバマ氏が署名したのは前週末とされる。

 新チームは「High-Value Detainee Interrogation GroupHIG、重要拘束者尋問グループ)」と呼ばれ、情報機関と法執行機関の専門家数名で構成され、米連邦捜査局(FBI)内に設置されるという。

 グループを監督するのは国家安全保障会議(National Security CouncilNSC)で、これにより捜査の主導権が、米中央情報局(CIA)から、ホワイトハウス直属に移行することになる、とポスト紙は解説している。
 
 オバマ大統領は就任後まもなく、尋問手法と拘束に関する基準の全体的な見直しに着手したが、そのなかに米国がテロ関連で拘束した人物たちの尋問を扱う特別捜査チーム設置へ向けた特別部会も含まれていた。

 この部会の作業結果は24日明らかにされるが、今回の新捜査チーム発足に関する勧告のほか、米国外への被拘束者の移送方法などの変更が含まれていると、同紙は報じた。(c)AFP