【1月27日 AFP】オーストラリアで7人のバックパッカーを殺害し、独房での終身禁固刑に服しているIvan Milat受刑者(64)が26日、自分の指を切断し、病院へ運び込まれた。当局が同日、明らかにした。

Milat受刑者が収監されている刑務所の広報担当官によると、同受刑者は同日の現地時間午後3時30分ごろ、独房内で自分の左手の小指を切断、連邦高等裁判所を宛て先とした封筒に入れて看守に手渡した。

 病院へは氷に置かれた指と共に、手錠、足錠、監視装置を付けた厳重な警備で護送され、すぐに再接着術が施された。手術が成功したかどうかは明らかになっていない。Milat受刑者は落ち着いていてショックを受けた様子もまったく見せなかったという。

 同受刑者は、1989年から94年の間にオーストラリア国内を旅行していた7人のバックパッカーを殺害し、1996年に独房での連続終身刑を宣告された。殺害された被害者のうち5人は外国人(英国人2人、ドイツ人3人)で、7人の遺体はすべてニューサウスウェールズ(New South WalesNSW)州の州立公園、ベラングロ・ステートフォレスト(Belanglo State Forest)内で発見された。

 この事件はオーストラリア史上最悪の連続殺人事件の1つと言われているが、警察では最高30件の殺人を犯した余罪があるとみている。(c)AFP