【12月10日 AFP】アイルランド産の豚肉製品から発がん性物質ダイオキシンが検出された問題で、同国政府当局は9日、牛からもダイオキシンが検出されたと発表した。一方で、人体への影響はごくわずかだとしている。

 アイルランドのブレンダン・スミス(Brendan Smith)農相は、3つの農場で飼育されている牛から基準値を超えるダイオキシンが検出されたと発表。一方、政府当局者は牛肉の全面回収は行わないとの見解を示した。牛肉はアイルランド最大の農業製品で、生産額は年間25億ユーロ(約3000億円)に上る。

 同国の豚肉からダイオキシンが検出された問題では、国内外で同国産豚肉の回収される事態となった。(c)AFP/Andrew Bushe