【5月29日 AFP】フィリピン南部ミンダナオ(Mindanao)島サンボアンガ(Zamboanga)で29日、空軍基地の正門付近で爆弾が爆発し、民間人女性を含む2人が死亡、21人が負傷した。

 爆発現場は、兵士や家族らの待ち合わせ場所。空軍基地の隣には米国際開発局(USAID)の事務所があり、負傷者にはUSAID職員も含まれているが、爆発がUSAIDを狙ったものかどうかは不明だ。

 フィリピン軍のテロ対策上級司令官によると、カバンの中に隠された起爆装置を携帯電話による遠隔操作で爆破させたものとみられるという。

 爆発で負傷したマリア・イザベル・クリマコ(Maria Isabelle Climaco)議員も、USAID事務所の外にカバンが放置されているのを目撃したと、搬送先の病院でAFPに語った。

 近年サンボアンガでは、イスラム過激派や犯罪集団による爆弾テロ事件が多発している。(c)AFP