【4月23日 AFP】中国で、インターネットでの呼びかけに応じ国旗「五星紅旗」数千枚が寄せられ、北京五輪の聖火リレーの開催地に一部無料で郵送されている。英字紙チャイナ・デーリー(China Daily)が23日に報じた。

 このキャンペーンは中国の主要インターネットポータルサイト数社が始めたもの。各社の活動は中国政府が監督しているという。寄せられた旗はオーストラリアや韓国、日本など聖火リレーの開催地に送られている。

 インターネットポータルサイト搜狐(Sohu)の広報担当Jiang Ziniu氏は、「ネット上で募集を開始した18日以降、1万3000枚の旗が集まった」と述べたが、寄付の方法について詳細は明らかにしなかった。うち3500枚をすでにオーストラリア、韓国、米国、カナダ、マレーシア、英国、フランスなどの24都市に送ったという。同サイトには旗の製造会社からも1000枚の寄付があった。

 一方、新浪(Sina.com)には21日までに4200枚が寄せられ、22日に1000枚を韓国に送ったという。韓国では27日に聖火リレーが行われる。

 中国政府は、各地での中国支持デモを支援しているとの指摘に神経をとがらせている。(c)AFP