【12月15日 AFP】北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-Il)総書記に送った親書に返答があったことを受けて、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領は14日、北朝鮮に対し核開発計画について完全申告するよう重ねて要求した。

 ブッシュ大統領は、「金正日総書記にとって重要なのは、核開発、核兵器製造に使用される物質、および核拡散活動について完全に明らかにすることだ」と述べた。

 ブッシュ大統領は今回、開示期限を設けておらず、米政府高官はこれまで今年12月31日とされていた期限が、来年初めにずれ込む可能性を示唆している。

 大統領は親書への北朝鮮の反応について具体的に公表しなかったが、これに先立ち米政府は、今月1日にブッシュ大統領が金総書記に送った親書に対し、ニューヨーク(%%%New York%)の北朝鮮外交官から口頭で返答があったことを明らかにしている。

 ブッシュ大統領は「親書で(金総書記の)注目を引き付けた。総書記も、核開発、プロトニウム、核拡散について開示することで私の注目を引くことができる」としながらも、北朝鮮の核計画放棄については6か国協議の重要性を強調した。(c)AFP