【コースト/アフガニスタン 24日 AFP】東部のコースト(Khost)近郊の北大西洋条約機構(NATO)軍が主導する国際治安支援部隊(ISAF)の基地で23日、反政府組織タリバン(Taliban)によると見られる自爆テロが発生し、地元の住民10人を含む少なくとも30人が死亡、14人以上が負傷した。

 この事件では、基地の入り口でセキュリティチェックを待っていた職員の行列にまぎれ込んでいた男が、身体に巻き付けていた爆発物を爆発させた。国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)の支援を受けたタリバンによる一連の攻撃と共通した特徴が見られる。今回のテロは、今年に入ってから最悪のものとなった。

 死亡した地元民10人のうち8人は基地に雇われた肉体労働者で、残り2人は民間の警備員であったという。モクビル(Zarar Ahmad Moqbil)内相は、「残虐卑劣な攻撃が、外国人(アルカイダ)に忠誠を誓った傭兵たち(タリバン)によって行われた。殉教した10人に神の御加護があるように」という声明を発表した。

写真は8日、カンダハルでヘリコプターから銃を構えるカナダ兵。(c)AFP/SHAH Marai KHOST