【7月9日 AFP】アフガニスタンの首都カブール(Kabul)南郊で9日朝、幹線道路に前夜横転していたトラックを当局が移動しようとしたところ、仕掛けられていた爆発物が爆発し、通学中の生徒らを含む25人が死亡した。

 爆発があったのはカブール南方約30キロのロガル(Logar)州。トラックは薪を積んでいた。夜のうちに故意に置かれていたとみられ、路上から排除しようとすると爆発した。

 同州警察長官によると、死者25人のうち大半は通学中の生徒で、4人は警官、また年配の男性が複数含まれていた。現場となったMohammad Agha地区の区長は、これまでに12人の遺体の身元を確認したと発表した。また、近隣の店舗3軒が全壊し、窓ガラスは1キロ先まで吹き飛んだ。建物のがれきも捜索しており、死者数はさらに増えると当局はみている。

 爆発の起きた道路はアフガニスタンの南部および東部と首都を結ぶ主要道路。

 州広報官によると、爆発物は薪の下に隠されており、夜が明け、横転していたトラックのまわりに人が集まったところで遠隔操作で爆発させたと思われる。

 現時点で犯行声明は出ていない。(c)AFP