【6月27日 AFP】(写真追加、記事更新)テニス、ウィンブルドン選手権2008(The Championships Wimbledon 2008)女子シングルス2回戦。大会第3シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、同じくロシアのアラ・クドリャフツェワ(Alla Kudryavtseva)と対戦。シャラポワはセットカウント0-2(2-6、4-6)のストレートでクドリャフツェワに敗れ、2回戦敗退に終わった。

 「今日は私の日ではなかったと思います。彼女は私に比べ本当に良いプレーでした。彼女は失うものがなく、彼女は(攻撃的に)ショットを打ちに来ていました。サーブもリターンも良くて、芝コート上ではこの2つの要素は重要です」と語るシャラポワは、「私は非常に不安定だった。何故だか分からないけど。自分に問いかける疑問。私は自分のゲームができなかったし、ポイントの大部分を彼女にコントロールさせてしまった」と試合を振り返った。

 シャラポワは試合の中で、自身の敗北は勝利への欲望が足りなかったからではないと譲らない。

 さらにシャラポワは「どんなときでも、調子がよくなくて敗れる日はあります、特に失うものがない対戦相手とは。(勝利に対し)貪欲な選手というのはツアーのなかでも分かります。この子は大会では優勝できないかもしれない、でも彼女は私を破った。おそらく彼女は自分の大会を戦い抜いているでしょう」とクドリャフツェワを分析し、「敗北には常に失望します。大会の勝者というのは1人で、その他は敗者です。私もその中の1人です。(何が起ころうとも)人生は続くことは経験上十分知っています。テニスの試合で敗れることよりもっと悪いことがあります、たとえ私にとって非常に重要なウィンブルドンであっても。私にはまだ(勝者側)向こう側へ戻りたいという欲望があります」と勝者側へ立つという欲望を失ってはいないことを強調した。(c)AFP/Steve Griffiths