【11月6日 AFP】イングランド・プレミアリーグ・マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United、以下ユナイテッド)のアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)監督が6日に就任25周年を迎えた。

■偉業称え本拠地のスタンドに名前

 1986年11月6日にユナイテッドの指揮官に就任してから25年、同クラブで指揮を執ってきたファーガソン監督の偉業を記念し、5日に行われた第11節サンダーランド(Sunderland AFC)戦では、試合前に両クラブの選手が通路からピッチに出てくるファーガソン監督を出迎えた。
 
 サポーターから盛大な拍手で迎えられたファーガソン監督はスピーチを行い、「世界一のクラブ」を長期間率いていること栄誉に思うと語った。

 また、試合の行われた本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)のスタジアム北側のスタンドが『サー・アレックス・ファーガソン・スタンド(Sir Alex Ferguson Stand)』と命名され、除幕が行われた。

■数々の名選手に恵まれた25年の監督生活

 3日にマンチェスター(Manchester)市内で行われた記者会見でファーガソン監督は、「健康状態が良好な限り監督業を続けたい」としながら、近いうちの引退も視野に入れていることを明かした。

 またこれまでの監督人生を振り返り、「すばらしい選手たちに恵まれて幸運だった」と語ると、「振り返れば『自分はどれだけ恵まれていたんだ』と感じる。選手のリストを見てみると、就任直後にはブライアン・ロブソン(Bryan Robson)やノーマン・ホワイトサイド(Norman Whiteside)がいて、その後にはブライアン・マクレアー(Brian McClair)、マーク・ヒューズ(Mark Hughes)やポール・インス(Paul Ince)、ロイ・キーン(Roy Keane)にエリック・カントナ(Eric Cantona)がいた。何という選手たちの集まりだろう」

「皆素晴らしい選手だ。自分が彼らを長い間指揮していたなんて信じられない。現役選手も、それぞれ違う個性や文化を持っている。本当にすばらしい年月だった。(このような25年間は)普通はありえない。おとぎ話が少し長続きしているね」と締めくくった。(c)AFP