【3月6日 AFP】サッカーデンマーク代表のニクラス・ベントナー(Nicklas Bendtner)が5日、飲酒運転をしたとして3年間の免許停止処分を受けた。ベントナーは3日早朝、コペンハーゲン(Copenhagen)中心部の一方通行を逆走し検挙された。およそ10万ユーロ(約1200万円)の罰金も科された。

 アルコール検査を受けたベントナーからは、デンマークの飲酒運転の基準である0.5グラムを3倍以上も上回る、1リットル当たり1.75グラムの血中アルコール量が検出されていた。

 免許停止処分を受けたベントナーは、「人生で最悪の日となってしまったが、全力を尽くして立ち直りたい」とコメントした。

 今回の処分に先立ち、デンマークサッカー協会(Danish Football FederationDBU)はベントナーに対して6か月の代表戦出場停止処分を下している。

 現在イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)からイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)に期限付き移籍しているベントナーは、過去にもトラブルを起こしている。

 2012年に行われた欧州選手権(UEFA Euro 2012)でベントナーは、試合でゴールを決めた後、ピッチでオンライン・ブックメーカー(賭け屋)の企業名が書かれた下着を見せ、欧州サッカー連盟(Union of European Football AssociationsUEFA)から罰金処分を科されていた。

 検挙後、ベントナーは自身のツイッター(Twitter)で「親愛なるみんな、僕は昨晩、飲酒運転で逮捕された。友人、そしてファンのみなさんに申し訳なく思っている。飲酒運転はいけないことだ。責任はすべて自分にある」と投稿していた。

 現在ベントナーは大腿部の負傷で戦列から離れており、2012年12月17日から試合に出場していない。今回の一件により、ベントナーは22日のチェコ戦を含む、2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の欧州予選に出場することが不可能となった。(c)AFP