【5月22日 AFP】イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)を指揮するジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏が21日、「インテルに99.9%残る」と語り、レアル・マドリード(Real Madrid)監督就任の噂を一蹴(いっしゅう)した。

 レアル・マドリードの会長選挙で当選が確実視されているフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)氏は、2009-10シーズンにモウリーニョ氏をサンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium、レアル・マドリードの本拠地)に連れて来るために熱心に誘っていると報じられていた。

 イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙が21日、6月14日の会長選挙でペレス氏が当選すれば、フアンデ・ラモス(Juan de la Cruz Ramos)監督の後任最有力候補にモウリーニョ氏が選ばれたと報じていた。

 この報道に対してモウリーニョ氏は、英スカイ・スポーツ(Sky Sports)に「私は99.9%インテルに残る。だが来季(2009-10)レアル・マドリードの監督に就任する人物はとても幸運だね。個人的に最も重要なことは、我々の会長が全てを把握し、私に関する全てを知っているということだ。もし何かが起きた場合、最初に知るのは我々の会長だ」と語っている。

 インテル残留を繰り返し口にしているモウリーニョ氏は、すでにペレス氏のアドバイザーから接触を受けており、インテルのマッシモ・モラッティ(Massimo Moratti)会長にもその事実を伝えていた。

 同紙は、モウリーニョ氏とインテルとの契約には、500万から600万ユーロ(約6億5600万円から7億8700万円)で契約を破棄できる条項があると伝えている。(c)AFP