【9月22日 AFP】(一部訂正)08-09イタリア・セリエA第3節、ACミラン(AC Milan)対ラツィオ(SS Lazio)。試合はミランが4-1で勝利し、シーズン初白星を飾った。

 カルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督に対する批判の圧力を弱めるために復調したミランが、本拠地サン・シーロ・スタジアム(San Siro Stadium)で開幕2連勝を飾ったラツィオに快勝した。

 現役時代はミランやASローマ(AS Roma)などでミッドフィールダー(MF)としてプレーしたアンチェロッティ監督は、リーグ戦で開幕2連敗を喫したことで精神的な緊張状態の中にあった。

 18日に行われたFCチューリヒ(FC Zurich)とのUEFA杯2008-09(UEFA Cup 2008-09)1回戦の第1戦を3-1で制し自信を取り戻したミランは、クラレンス・セードルフ(Clarence Seedorf)をはじめ、ジャンルカ・ザンブロッタ(Gianluca Zambrotta)、アレシャンドレ・パト(Alexandre Pato)、カカ(Kaka)が得点を記録して待ち望んでいたシーズン初の勝ち点3を手にした。

 しかし、試合後のインタビューでアンチェロッティ監督は「危機がすでに去ったと確信してはいない」と語り、勝利に気を緩めることはなかった。また、アンチェロッティ監督は「我々は攻撃志向の強いチームなので、ディフェンスが不安定になる。だが今日は普段以上に注意を払った。ネガティブな時期が終わったかどうかは分からない。そうではないと言っておこう。注意深くなる必要があるから」と語り、攻撃陣を賞賛する前に注意を促している。(c)AFP/Barnaby Chesterman