【3月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2011-12(UEFA Champions League 2011-12)は28日、準々決勝第1戦が行われ、ACミラン(AC Milan)とFCバルセロナ(FC Barcelona)は0-0で引き分けた。

 ACミランの本拠地、サン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)で行われた試合では、バルセロナが試合の60パーセント以上のボール支配率を記録したものの、ミランも落ち着いて試合をコントロールしてカウンターアタックでチャンスを作るなど、互いに譲らなかった。

 4月3日にバルセロナの本拠地カンプノウ(Camp Nou)で行われる第2戦は拮抗した戦いにはなるが、バルセロナが得点できずに終わった中、アウェーゴールを決めれば勝ち抜けが決定的なることもあり、ミランは自信を深めている。
 
 ミランのマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、ホームで失点しなかったことで自信を得たと話し、「第2戦では、3つのうち2つの結果(勝利か引き分け)で勝ち抜けることができる。バルセロナが世界一のチームだということを踏まえても、勝利の可能性は我々の方が少し高いと思う」と語った。

 また試合については「良いプレーができた場面もあったが、守備的になりすぎた場面もあった」とコメントした。

 一方、バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督はミランの高い士気を称賛し、「彼らの信念と自信には感服する。これは今に始まったことではなく、ミランはアリゴ・サッキ(Arrigo Sacchi)やファビオ・カペッロ(Fabio Capello)の時代からそうだった。ミランは0-0という結果には満足しているだろう」と話した。

 続けてグアルディオラ監督は、「第2戦で1失点したら、我々は2点取らなければならないし、2失点なら3点必要だ。難しいことだと分かっているが、私たちは勝つことに慣れている」と締めくくった。(c)AFP/Barnaby Chesterman