【9月16日 AFP】元世界ラリー選手権(WRC)王者のコリン・マクレー(Colin McRae、英国)氏が所有するヘリコプターが現地15日に墜落した事故で、マクレー氏の代理人Jean-Eric Freudiger氏の証言を元にサンデー・タイムス(Sunday Times)紙が“マクレー氏自身がヘリコプターを操縦していた”と報じた。

 別の週間新聞によると、マクレー氏を含むマクレー氏の息子ジョニー・マクレー(Johnny McRae)と、別の大人と子どもが搭乗していたと伝えられている。またマクレー氏の公式ウェブサイト“www.colinmcrae.com”は、16日朝に画面が真っ黒に変えられた。

 スコットランド南部のストラスクライド(Strathclyde)警察の広報担当者は、事故で4人が死亡し、遺体の正式な身元確認は16日までされない見込みであると発表。また広報担当者はAFPに対し「ラナークの雑木林で16時10分頃(現地時間)に墜落したヘリコプターの中には4人が乗っていたことが確認されました。ヘリコプターはマクレー氏が所有するもので、おそらく彼は乗っていたと思われます。しかし正確な身元確認が行われるまでは誰が乗っていたかは確認できません。警察は調査を続けており、事故原因を徹底調査しております」と語った。

 警察は当初、墜落したヘリコプターの状態が悪く、何人が事故に巻き込まれたかを判断するのは難しいとコメントしていた。(c)AFP