【4月16日 AFP】来月6日の総選挙に向けて、英国の主要3党の党首が15日、史上初のテレビ生討論を行った。

 与党・労働党党首のゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相と野党第1党・保守党のデービッド・キャメロン(David Cameron)党首は慎重に選ばれた聴衆の前で、経済問題からアフガニスタン問題まで、重要課題について舌戦を交わした。

 だが、討論直後に実施された世論調査では、視聴者から最も高い評価を得たのは野党第2党の自由民主党のニック・クレッグ(Nick Clegg)党首(43%)で、ブラウン首相は20%、キャメロン党首は26%とそれぞれ低迷した。

 複数の世論調査で、保守党が絶対多数に届かない第1党として自由民主党と連立を組む可能性が示されており、国民の注目はクレッグ党首の言動に集まっていた。(c)AFP/Sam Reeves