【9月4日 AFP】民主党(Democratic Party of JapanDPJ)の鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)代表(62)は4日、崔天凱(Cui Tiankai)駐日中国大使、権哲賢(クォン・チョルヒョン、Kwon Chul-Hyun)駐日韓国大使と相次いで党本部で会談した。

 鳩山氏との会談後の記者会見で、崔大使は「両国関係が発展するよう進めていきたい」と述べる一方、「東アジア共同体構想」に対する中国政府の反応や日中間の領海問題などに関する回答は避けた。

 権大使は会談のなかで、「鳩山代表の政治姿勢である『友愛』に基づき、新たな韓日関係がさらに強固なものとなると信じている」と鳩山氏に語った。

 これに対し、鳩山氏は「日韓両国は最も近い隣人だ。新たに近しい関係を築けると確信している」と応じた。

 民主党が圧勝した総選挙後、鳩山氏と面会するアジア諸国の大使は、両大使が始めて。民主党としても、16日の首相就任を前に、自身が提唱する「東アジア共同体構想」に向けて、中韓両国と良好な関係を推進したいところだ。(c)AFP