【1月24日 AFP】五輪開催まで200日を切った中国・北京(Beijing)で23日、五輪大会のための発電所建設に反対する住民が幹線道路でデモを行い、20人以上が警察当局に拘束された。24日に新京報(Beijing News)が報じた。

 デモを行ったのは、五輪の選手村付近にある団地の住民。住民たちは近くに建設予定の高圧発電所をめぐってここ数年抗議活動を続けており、前年12月30日にもデモを行っていた。

 今回のデモは五輪会場付近の路上で行われたが、駆けつけた治安部隊が24台の車両で包囲、20人以上が拘束された。拘束された人々は取り調べを受けているという。デモに伴い道路がおよそ10分間、通行止めになった。

 北京市当局は五輪大会に向けたインフラ整備に400億ドル(4兆2000億円)を支出。開発を巡る抗議活動は全国的には増加傾向にあるが、政府のお膝元である首都北京では異例。(c)AFP