【6月11日 Relaxnews】高級ホテルグループのシャングリ・ラ(Shangri-La)はこの夏、中国の思想家・孔子(Confucius)の生誕地に、新たなホテルをオープンする。

 同ホテルは北京(Beijing)から約2時間の曲阜(Qufu)市内に位置し、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界文化遺産(World Heritage Cultural Site)に登録されている孔廟(Temple of Confucius)、孔府(Mansion of Confucius)、孔林(Cemetery of Confucius)へは徒歩圏内だ。同ホテルの設計には儒教の教えが反映され、儒教思想の重要な3つの原理「秩序」「調和」「階級」が表現されているという。

 例えば、天井のレリーフと大理石の床に施された左右対称の滑らかな中国式模様は「階層」と「調和」を表している。宿泊客はロビー中央に植えられた2本の成木と、緑豊かな庭園パビリオンに迎えられる。

 ホテルの外装は8つの大きな柱に支えられ、朱塗りのパネルに覆われたパビリオンスタイルの車寄せは中国の伝統を表現している。

 ホテルレストラン「香宮(シャンパレス)」では、本格的な広東料理に加え、孔子の直系子孫に伝わるレシピを再現した料理を堪能できる。

 オープンは8月1日。全211室の客室では、無料Wi-Fiが利用可能だ。(c)Relaxnews/AFPBB News