【7月2日 AFP】ドイツ西部の小さな町グロースロールハイム(Gross-Rohrheim)で1日未明、静かに町を徘徊していた珍しい「容疑者」が「逮捕」された。

 警察に住民からの通報があったのは、同日午前2時(日本時間同日午前9時)ごろ。通報内容は、路上にワニがいるというものだった。いたずら電話かと疑いつつ警察官が「捜査」に出向いたところ、通報は事実だと分かり驚いたという。

 警察発表によると、「たしかに警官らはワニ捕獲訓練を専門的に受けてはいないが、ガッツはあった。報告書によると、警官らはたくみにワニのあごを縛り上げて身柄を拘束した」という。

  「容疑者」のワニは町にやってきていた小さなサーカスから逃げ出したことがまもなく分かったため、ワニは警察の手でサーカスに戻された。飼い主は感謝していたそうだ。(c)AFP