【4月3日 AFP】(一部更新)「イケナイことしたいならお金払ってよ」――3日、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官がロンドン(London)から行った公式電話会見に参加しようとした米メディアの記者らが、政府当局の指定したフリーダイヤルに電話をかけたところ、セクシーな女性の声に出迎えられて仰天するという珍事があった。

 政府当局が誤ったフリーダイヤルを指定していたため、チャットセックス専門ダイヤルにつながってしまったのだ。

 主要20か国・地域(G20)の第2回緊急首脳会議(金融サミット)に参加したバラク・オバマ(Barack Obama)大統領に同行してロンドン滞在中のクリントン国務長官と、ジェームズ・ジョーンズ(James Jones)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の会見を聞こうとした記者たちを出迎えたのは、「ねえ、イケナイことがしたいの?だったら、この電話番号でOKよ。 Swank誌の女の子がお届けします」というセクシーボイスのメッセージだった。

 この電話番号は、ホワイトハウスが電子メールで米国と海外のジャーナリストに向けて送ったもの。指定する電話番号を誤った原因についてホワイトハウスは説明を出していないが、報道官の1人はAFPの取材に対し、「だって今日は忙しすぎるんだ!」と弁解した。

 記者らはその後、米国内のフリーダイヤル「800」を使うことをあきらめ、有料の国際電話でロンドンに電話をかけ、ようやく米政府の電話会見に参加することができた。(c)AFP